フットケア
フットケア
透析を行っている患者さんは動脈硬化による末梢動脈疾患、糖尿病、低栄養などから足のトラブルを招きやすく、かつ治癒しにくいといわれています。当院では医師、看護師、臨床工学技士等の多職種よりなるチームを作り、患者さんの歩行を守るための治療と生活のサポートを行っています。
当院のフットケア
- 傷を作らないために:セルフケア指導
トラブルを予測して日ごろから足の観察やお手入れを行う予防的フットケアが何より大切です。当院ではパンフレットや掲示板によって患者さんへ観察方法や爪の切り方などの情報を提供しています。 - トラブルの早期発見とケア:フットチェック・フットケア・血流評価
全ての透析患者さんを対象にフットチェック、皮膚灌流圧検査(SPP)を定期的に行い、トラブルの早期発見に努めています。看護師が肥厚爪、巻き爪、タコなどのケアを透析治療中に実施しています。 - 足病変の集学的治療:特殊血液浄化法(LDL吸着療法)、透析膜の検討、専門外来・地域との連携
足に傷ができてしまった患者さんに対しては、適切な病態評価に基づいて治療や創傷管理を行います。埼玉石心会病院、さやま総合クリニックの循環器内科・形成外科・皮膚科などとも連携して、専門的な治療を行います。また、足のトラブルによって生活が変わってしまった患者さんに対しては、介護サービスなどの調整を通してサポートしています。


